人生の半分以上が健常者として生きてきたため、以前は普通にできたことが、やりづらかったり、できなくなったりすることには、とても敏感になり、そのことが心に響いてしまう。
ポジティブに考えていても、病気の辛さに押しつぶされそうになるときもある。

〇人ごみが怖い

混雑しているところはとても怖い。
決して対人恐怖症ではない。

怖いのは転倒するリスクが極めて高いからだ。

ちょっとでも人に肩がぶつかれば、よろめいてしまう。
ちょっとでも足にあたれば、つまづいて派手に転倒してしまう。

幼い子ども連れで混んでいるときは更にキケン。
はしゃいだり、予測不能な動きを足元にされたら、ぶつかってしまう。

以前、とても混雑している観光地を訪れた。
入場券売り場で長蛇の列。
家族と並んでいた時、靴のかかとを踏まれ、転倒して地面にアゴを強打して負傷した。
後ろに並んでいた家族連れの子どもに踏まれたのだ。
人ごみで転倒してしまうと、多くの人の目線もあるし、立ち上がることにも大変苦労するし、何といっても妻や我が子の楽しい気持ちを台無しにしてしまう。

だから、混雑しやすい場所へ行くときは、仕事を休んで平日の混みにくい時間帯を狙って行く。

以前の様に、土日の休日を利用して気軽に行動したいが、もう無理だろうな。。


〇バス・電車・飛行機など公共な乗り物を利用できない

これらの乗り物を利用しない一番の理由は、座席から立ち上がることにとても苦労するから。
座席によっては自力で立ち上がることができない場合もある。
動いている時は足場が不安定。
人も多く、転倒するリスクも非常に高い。
また、目的地には徒歩で行くことになるため、長距離を歩くことができない私にとっては、電車やバスで行くよりも、自家用車で行った方が気楽だし、足腰にも負担をかけない。

本当は、以前の様に飛行機を利用して海外出張や旅行をしてみたいが、今の状態ではとても難しい。
空港内はとても歩く。
外国の空港によっては、イミグレショーンから搭乗口まで5㎞くらい離れているところもある。
また、機内は揺れが多く、座席も狭いし、まず立ち上がることに苦労する。
気軽にトイレにも行けない。


筋ジスでもまだ自立歩行できる。
ただ、健常者とは勝手が違う。
私は中途半端に動ける分、健常者と障害者のはざまで生きていかなければならない。
「障害者も利用しやすい施設」といっても、私のようなはざまにいる者には利用しやすいとは言いきれない。
緩やかなスロープ程度でも注意しないと転んでしまう可能性があるから。

ただでさえ障害者対応のインフラ整備が遅れている日本で、障害者として、はざまにいる者として、とても生きづらいと考える日々。

車いすで行動した方が不自由を感じないかも知れない。。。