とても嬉しいことがあった。
春の人事で昇進が決まったのだ。

私は筋ジストロフィー。
病状もそれなりに進んでいる。
可能であれば定年まで現役を貫き通したいが、病状次第では難しいかも知れない。

もちろん、会社側はそれも理解している。

悲しいことではあるが、障害を負っている場合、出世に邁進することは難しい。
それは構造として、企業の役職・要職に向けた出世への道程が健常者も障害者も同じだから、と考える。

つまり、ハンデキャップを背負うことは不利なのだ。

これはきれいごと抜きの実情。

一括りに「障害」といっても、千差万別。
程度も人それぞれ。

私は障害を負っているが、重篤な方から見れば健常者に近い存在なのかもしれない。
しかし、私自身が日々の生活の中で感じていることを鑑みれば、とても健常者のような動きはできない。

例えば、
2㎞3㎞など長距離は歩けない
子供を抱っこすることができない
転んだら、つかまるものがなければ一人で立ち上がれない

たった数年でここまで病状が進行している。

普通の成人男性より著しく非力で、物理的な行動が困難であると周囲に認識されている、障害を負った私は、この春、昇進することが決まった。

障害を負っても無理なく働いていけることを実践していきたい私にとって、昇進は希望の光。

自分の特性に合った仕事に携わることができれば、障害を負っても健常者に負けず出世できた経験をこれからも活かしていきたい。