ここ最近は開き直って「俺は障害者なんだ。しょうがないんだよ。何がはずかしい?」的に日常を過ごしている。
「自分は障害者」であることを受けれた、とまでは言えないが、心構えだけは変化している。

この変化によって、マイナス思考による精神的な負担はいくらか緩和されたが、日常動作の苦労は相変わらず全く変化なし。

日常動作の苦労より、周囲の視線の方がはるかに堪える。

観察されたくない

中途半端に動ける状態なので、一見、普通の人と思われがちになる。
しかし、観察すれば動きがおかしいとはっきりわかる。
例えば、
歩くときは速度はゆっくりで、足を少し引きずるような動作。
椅子から立ち上がるときは何かに手を押し当てながら踏ん張るように立ち上がる。

もしも、人ごみの中でこのような人を見つければ、じっくり観察するのは自然だろう。
買い物に行けば私の足をじっと見つめる人が少なからず目につく。
「足が悪い?」と心配される時さえある。

私が障害を受け入れたとしても、他人に観察されたり、指をさされたりすれば憤りを感じてしまう。
仮に心配されたとしても。

こんな感情を抱くということは、まだまだ障害に対してしっかり受け止めていない、と言われてしまえばそれまでだが。

「障害を受けれた」とか「開き直った」などカッコイイことを言っても、
やっぱり、キレイごと抜きに本音を吐いてしまえば、

恥ずかしいし、辛いし、苦しいし、筋ジスが憎い!

そうだ。
決して受け入れているのではない。
単にあきらめて開き直っているだけなんだ。

もし私に巣くっている筋ジスが具現化されて私の前に現れたら、引きずり回して引導をくれてやりたい。

今の感情なら勝てそうだ。