いや~久々に転びました。
場所は会社のトイレ。
ここで転んだことは今まで1度もありません。

決算時期で繁忙を極め、注意を怠ったこともありますが。

でもやっぱり、転ぶ原因はあるのです。。。。

当社ではトイレ掃除を外部委託しているのですが、その内、月1回は床をワックス掛けすることになっています。
ワックスかけたから滑りやすい、と毎回注意書きの札を掲示しているのですが、今までそれほど気に留めることはありませんでした、というより別にそんなに滑らなかった。

しかし、今回は違っていた。

ワックスがけ注意の札を目にしながらドアを開け、一歩踏み出したと同時に、つるん、と右足を持っていかれた。

マジで滑る
滑るとはこういうことだと言わんばかりに

運よく左手でドアの取っ手をつかんでいたため、大事に至らず尻もちで済んだ。

周囲には誰もいない
「やばい・・・この状態でどうやって立ち上がるか・・・」

両手のひらをトイレ床につけ、尻を引きずるように手前の小便器まで行ってみる

生まれて初めてトイレ床を触った

かなりの湿り気があり、ワックスが拭き取れていないことがわかったが、おかげでスーツはベトベトだ

当社は私のような、何らかの障害を持つ社員が数名働いています。
その方々が働きやすいように社内インフラを整えており、公的補助も受けています。

コロナ禍前、入口付近の小便器に手すりをつけておいてよかった、と心から思った。。。
がしかし、
それにつかまり立ち上がろうとしても、手はワックスでヌルヌル、足もヌルヌルで力が入らない。。。

「ムリムリ、絶対立てないってば、これマジでヤバいぞ」

誰かを呼ぼうと思ったが、スマホはデスクに置きっぱなし

大便器につかまったら立てるかも・・・と色々試みたが、すべすべワックスをまき散らされたばかりの
この空間で立ち上がることは、筋ジスの身体ではそもそも無理なのだ

・・・万事休す・・・


なんだかドアの外でしゃべり声が聞こえる・・・
*「失礼しまーす」

トイレに入ってきた見知らぬ若者2人と目が合った・・・瞬間、1人がつるんとコケてもう一人の腕をつかんだ?のかよくわからないが、時間差でもう1人もすっころんで、なぜか私の肩に蹴りを入れられた

短い時間の中、情報量が多すぎて、わけわからん状態でしたが、「あー助かった・・」とホッとしたのは間違いありません。


この後、2人に抱えられながら無事生還できましたが、全身ヌルヌルのベトベトで仕事を継続できる状態ではありませんでした。

何食わぬ顔押して家の玄関に入ったとき、妻の反応が面白かった

「いきなり帰ってきて何かあったの?・・・って、ええええええええ!なになになに!どうしたの!」
「ちょっと!さわらないで!手すりにもさわらないで!動かないで!!そこで服脱いで!!あーもうどうして!!」

妻よ、申し訳ない、でも私が悪いんじゃないんだよ

健常者の若者でも転ぶくらいツルツルでさぁ~
トイレ清掃業がワックスの拭き取りを忘れたんだよ
忘れたのを思い出して戻って来たところで助けられたんだよ
何度も何度も謝られたよ
スーツは弁償してくれるみたいだよ
あ、その業者さんの内1人は専門学校卒の新人さんなんだって
料理の勉強してたんだけど飲食店の就職が叶わなかったんだって
研修中なんだからしょうがないし許してあげてよ


まあ何はともあれ怪我なくて良かった良かった