銀行「急ですが、来週から異動になりまして・・・後任の者を連れてご挨拶したいのですが」

またかー。
銀行員は転勤多くて大変だなぁ、引継ぎ時間も少ないし。
と思いつつ、その度にとても苦しい試練が私に降り注ぐことになる。。。

新しい担当者に当社の財務内容をイチから説明することが面倒というわけではありません。

私にとって苦しい試練とは、当社の優れているところをひとつひとつ解説しながら実際に製造している現場を直接見て回ることです。もちろん、見せたくない部分は見せませんが。

何が苦しいのか?
・・・1時間以上工場内を歩き回る&階段を上り下りする・・・

筋ジスの私には苦行そのものです。。

複数の銀行とお付き合いしているため、年に2~3回はこの試練を乗り越えなければなりません。


なぜこのようなことをするのか?
・・・資金調達は企業にとってとても重要。

最良は必要資金を低利率で借りること。
そのためには、決算書や計画書を正しく評価してもらわなければなりません。
当社の商品が作られているところを実際に見て、時にはものづくり体験していただくことが、数字の裏付けにもつながるし、自社の優れている部分の正しい評価につながる、一番の近道だと信じています。

おかげで、高い与信評価を得ています。

5年くらい前までは、海外の工場も直接案内してましたが、病気の進行によりできなくなりました。

せめて日本側だけは、と頑張っていますが、本当にシンドイです。


さて、
件の新任担当者に会社案内してお役目を果たしのですが、翌日は腰痛になり、そしてその次の日からふくらはぎがパンパンに浮腫んで筋肉痛になりました。

・・・近い将来、このお役目も果たせなくなりそうだ・・・

しかし、不思議と焦る気持ちはありません。

筋ジスの身体でよく頑張った!って自分にいたい


でも、虚しさ、寂しさは感じるなぁ