2年ぶりに妻の実家へ遊びに行きました。
孫を見せて近況を報告して無難に帰ってくる予定でしたが、思いもよらないところで大苦戦。。

妻の実家、玄関前に駐車スペースがあってとっても快適。
昔ながらの家屋ですが筋ジスの私でも大きな障害なく移動できる・・・はずだった。

まず苦戦したところが、玄関ポーチの10cmほどの段差。
玄関前にいくまでこの段差が3段あります。
手すりがないため、妻の肩につかまってゆっくり一歩一歩あがります。

そして、次
玄関の上がり框(あがりがまち)。
これが20cmくらいの段差があって、しかも床がつるつるのフローリングなので靴下を履いているとかなり滑ります。
幸い、手すりがあったので、妻に支えられながら無事あがります。

そこからリビングまでつるつる床が続く・・・
妻の肩につかまりながらゆっくり歩きます。

子供たちは真っ先にジイジのところへ。
孫と戯れるBGMの中、ババが不安そうに私と妻を見守る・・・

妻実家の里帰りイベントの出だしがこの状態。。

ようやく席につき、それまでのことが無かったかのように近況を報告。
夕飯を御馳走になり、温かな眼差しの両親に見送られて帰宅しました。

ほんの2年前・・・玄関の上がり框は気に留めていましたが、ここまで苦労することはありませんでした。

身の回りのことはなるべく自分で行って適度に身体を動かしてきたつもりです。
筋肉への過度な負荷もできるだけ避けて、筋肉痛にならないように慎重を心がけていたのですが、それでも2年ほどで体感できるほど足腰が弱くなりました。

体重が増量した影響もあるのでしょうが、容赦ない筋ジスの恐ろしさを再確認したとともに、病気とは言え、どんな状況でも攻撃の手を緩めないことに、逆に感心してしまいました。


私の家はバリアフリー設計のおかげなのか、玄関ポーチの段差も少なく、上がり框も低い。
そのため、生活する上で大きな不便を感じたことがありません。

灯台下暗し。

最近、外出すると一軒家の玄関ばかりを見てしまいます。
私が無知だったこともあって驚いたのですが、近隣のほとんどのお宅は必ずと言っていいくらい玄関ポーチに3段ほど段差がありました。
マンション系は大丈夫な気がしますが、たぶん、今の私の状態だと、ほとんどの一軒家のお宅の玄関に苦戦すると思われます。

コロナが終息しても、今までのように親族や友人宅へ気軽に行けそうにない。。。

車椅子で生活されている方の苦労がまたひとつ、わかった気がします。