家族と出かけたときのこと。

子供たちが「腹減ったー」とうるさいのでファミレスを探すのですが、なかなか見つかりません。
市街地まで距離があったため、道沿いにあるお蕎麦屋さんに立ち寄ることにしました。

昔ながらの佇まいでいい感じに賑わっていました。

妻たちは蕎麦を、私は天丼を注文し、しばらくして

「天丼おまちどうさまー!」

目の前に置かれた天丼をみてビックリ。。。

イメージしていた天丼の倍くらい大きい。
しかもどんぶりが分厚い・・・

食べきれるか不安でしたが、見た目と比べて思ったより量は少ない。

ですがとても食べにくい。。。

どんぶりが重くて持ち上げられないし、
エビはお箸でつかめても、タレまみれの米がポロポロ落ちて食べにくい

家族は食べ終わっても私は汗かきかき、チビチビ食べてます・・・

すると、
「お客様、よかったらこれをお使いください」

若くてかわいいお姉さん、じゃなくて綺麗な店員さんがスッとスプーンを持ってきてくれました。

お言葉に甘えて使ってみると、
道具ひとつで食べやすさがあれほど変わるのか。。筋ジスとの共生には必要不可欠と実感。

若いのに、私の食べ辛そうな様子を見て気を利かせてくれたんだろう。

こんな経験は初めて。

忙しくてもお客さんの様子を見て店員さんが状況判断して行動する・・・

とても感動しました。

その綺麗なお姉さんにお会計をしてもらい、素敵な笑顔で見送られたから帰りの車の中ではお店の話題で持ちきり。

私「気が利くいいお店だったな!」
息子「あのお姉ちゃん可愛かったw」
妻「あれは誰だって食べにくいでしょ。様子を見てスプーンを貸すように言われてるんだよ」
息子「あのお姉ちゃん何歳?」
妻「私が経営者ならあのどんぶり変えるけど」
私「見た目も大事でしょ、あのどんぶりじゃなきゃダメなんだよ」

ミシュランガイドに載るお店はお客の様子を見て判断する教育をしているって聞いたことあるけど、普通はどうなんでしょう?

いくら教育を受けていても忙しい状況で実践するのは難しいと思います。

何れにしてもあの店員さんの気遣いには正直な気持ち「うれしかった」
長女よ、是非見習ってもらいたい!


天丼をスプーンで食べたことなかったから、病状次第ではMyスプーンを持ち歩こうかなー

それにしても、お蕎麦屋さんの天丼ってなんであんなに美味しいのだろう?