忘年会シーズンになりました。

新型コロナの影響で今年の実施は見送るはず、と思っていましたが、
こういう時だからこそGO TOイートを使って盛り上げるべきだ、との意見が意外にも多くて驚いています。

社内では、このような意見は年配者(おじさん)に多く、逆に若者はかなり消極的です。

私は筋ジスだから、どちらかというと忘年会は見送ってほしいのですが、サラリーマンの立場だとおじさんたちの意見を無視することは難しく、さらに一部の有力なおじさんたちには配慮も必要です。

とは言え、今の状況を考えると会社として「コロナに負けるな!忘年会開催!」なんてとても言えません。
従業員だけでなく、その家族や関係者の思いにも耳を傾けなければなりません。

そう考えると、今年の忘年会は「全社的に見送る」ことが無難ですが、果たして社内のおじさんたちは受け入れてくれるのでしょうか・・・

そして

私「ちょっと相談させていただきたいことがありまして」
おじさん「遅かったじゃないか。忘年会のことだよね?」
    「部署単位でやるかやらないか決めてはどうだろうか?」
私「部門長に一任して万が一、忘年会がきっかけで感染者が出ればその部門は運営できなくなる可能性が・・・」
おじさん「キミ~、それを言ったら通勤時の満員電車なんかもっとリスキーだよ。家族感染も広がってるんだよ、忘年会だけがキケンではないでしょ」
私「おっしゃる通りですが、社内では今年は見送るべきという声は少なからず上がってます」
おじさん「来たくない者は無理して来なくてもいいだろ」
私「ご存じの通り、上司が参加しているのに一部の者が不参加とは言いにくい社風です。今は全社一斉に禁止の通達を出した方が賢明です」

「・・・」

私「差し出がましいのですが、日ごろの労をねぎらって極少数で懇談会を企画しています。忘年会ではありませんが、他のおじさんたちにも声掛けする予定です、ご参加いただけますでしょうか」
おじさん「なるほど、そういうことね。じゃあそうするか」
私「忘年会禁止に難色を示す声が上がった場合、お力添えください」
おじさん「大丈夫だよ、今は自粛する風潮だからね」


ということで、忘年会禁止の御触れを出せる代わりに、思い付きで有力なおじさんたちのお相手をすることになってしまった。

椅子席、ソーシャルディスタンス、お酌なし、一本締めなし

悪くない、むしろ楽しみです。