老後は2000万円必要・・・
最近何かと耳にする話題。

このためか、最近資産運用の相談件数が急増していると取引銀行の担当者は言う。
老若男女、誰しもが将来に不安を感じるのだろう。
私だってそうだ。
家族を養い、筋ジスととも将来に備えなければならない。

幾ばくかの蓄えの一部を資産運用に充てたいと考え、NISA口座を開設した。

資産運用は全くの初心者というわけではない。NISA登録していないだけだった。

実は以前、投資信託だけでなく、FXや株取引を経験したことがある。
投信や株ではそれなりの運用益を出していたのだが、FXではとても苦い思い出がある。

私がこれらの投資にのめり込んでいた時期は2009~2011年。
レバレッジ規制前とその後をタイムリーに経験した。

当時、FXでは100倍や300倍のハイレバレッジ取引が簡単にできた。
円高相場真っ只中、ドル、ユーロ、ポンドを売り(ショート)で、豪ドル、NZドルを買い(ロング)でポジション取りすれば簡単にお金が増えていく感じだった。
そのため、投信や株スイングでちまちま稼ぐのが馬鹿らしくなるくらいFXで荒稼ぎをしていた。
その時は筋ジストロフィーも発症していない健康な体。子供たちも生まれていない。
「億ったら引退するぞ!」なんて調子に乗って浮かれていた。

そんな夢は脆くも崩れ去った。

私に引導を渡した通貨、CHF=スイスフラン。
度々の為替介入によりだいぶ値下がっていたスイスフランを、値ごろ感と勘違いして、スイスフラン買いユーロ売りでエントリー、もちろんハイレバで。
数日経っても利益が乗らず、逆に下がる一方。
「これ以上は下がらないだろ。過去チャート見ても最下限だ。さらにナンピンだ!」
それからさらに数日経過も値下がりする一方だ。

リーマンショック後の不安定な市場からスタートし、東日本大震災時の荒れた相場を乗り越え、生き抜いてきたことに対して、何の根拠もない馬鹿げた自信を持っていた。
それが目を曇らせたのかもしれない。
損益がヤバいくらいのマイナスになっているにもかかわらず、値下がりするスイスフランをユーロ建てさらに買い増す・・・

そして。

そう・・・忘れもしない2011年9月・・・民主党政権下・・・
スイス国立銀行によるユーロ買いスイスフラン売りの大規模介入が実行された。

・・・スイスフランは大暴落・・・ついにロスカット・・・

2年かけて増やした資産が一瞬でなくなり、それどころか、数百万の追証まで。。
当時の世界情勢において、スイスの中央銀行による為替介入の可能性は十分にあった。
そのことも頭では予想していた。
でも、損切りできなかった。

相場の怖さを知り、そして自信も喪失した。
これ以降、資産運用から一切手を引いた。

その後、NISAなどの税メリットにつながる新しい制度ができても目をそらし続けてきた。

今、2019年夏。当時利用していた口座にログイン。

のめり込まないことを心に誓い、当時稼がせてもらった懐かしい目柄、東〇〇素をNISA口座で買った。

FX口座だけは絶対に封印。
CHF/EUR・・・ヤツの恐ろしさはハンパない