私にとって、今年は本当に冠婚葬祭行事が多い。

そのほとんどが会社関係だ。

会社の部下後輩や懇意にしている取引先の若手の結婚や出産など、おめでたいことが続く一方で、同期や上司、先輩の親族の葬儀などに参列する機会も多くなっている。

40半ばは、ある意味”板挟み”状態なのかもしれない。

私も結婚時や出産、子供の進学時にまでも親族間だけでなく、会社関係者からお祝いをいただいてきた。

当社の文化なのか・・・
先輩たちの背中を見ながら社会人として歩んでいるため、関係者に何かあったら暗黙の了解的にお金を包むことが身についてしまっている。
その所為か、私が所属する管理部門には祝儀袋、香典袋等々、事柄や包む金額に応じたものが専門店並みに各種取り揃えてあり、それらは社員が必要に応じて一律、1枚100円で購入可能な福利厚生制度がある。

私の家では、祝儀や香典は家計費から出すルールだ。

それゆえに、不謹慎かもしれないが、関係者から冠婚葬祭の報を聞くたびに、お金のことを考えてしまうのと同時に、妻の顔色も気にしてしまう。。。

私「同期のSさんが再婚したんだって。式や披露宴は身内だけみたいだよ」
妻「え?また?この前Tくんが結婚したばかりだよ」
私「TくんはTくん、SさんはSさん。おめでたいことじゃないですか・・・」
妻「今年何件目?結婚系は正直キツいんだけど」
私「あ、あと・・・・A部長のお父さんの葬儀日程が決まったって。こ、この前クリーニングに出した礼服戻って来たかな?」
妻「・・・しばらくは卵かけごはんだね」
私「またまた御冗談を。。ついでだから今のうちに言っておくけど、もうすぐKくんの子供生まれそうだって。上の子が生まれた時のことを思い出すなぁ・・」
妻「ちょっと・・・」
私「じゃ、風呂入ってくるね!」


その週末の夕飯、マジで卵かけごはんだったのは、ウソのようなホントの話。