学生のころの友人とマージャンを打つことになった。
久々の再会。
数年ぶりの徹マンだ。

仕事帰りに以前よく通った雀荘で待ち合わせ。

私「久しぶりだなー!遅れてごめん」
A「元気そうじゃん」
B「あれ?足悪いの?」
C「大丈夫?」

私「ま、まぁ、とりあえず始めようぜ・・・」

マージャンを打ちながら近況について一通り語り合った。

半荘が終ったころ、小腹がすいたので雀荘のマスターにチャーハンの出前を頼んだ。

B「懐かしいなー、家族がいるとこういう時間も取りにくいよなー」
C「こういう時こそ独身はいいぞー」
私「・・・話ぶった切るけど、みんなに話しておきたいことがあるんだ」
A「マジな顔だな。聞いてやるよ。遠慮なく言ってくれ」

私「ありがと」
私「・・・実は俺、病気なんだ。筋ジストロフィーっていう・・・」

B「筋ジス?何それ?ヤバいやつ?」
C「それって、もしかして映画になったやつじゃない?」
私「映画ってたぶん日本のだと思うけど、それとは違うな」
私「簡単に言うと、身体中の筋力が衰えていく病気。最近は歩くのもシンドくなってきたよ」
B「だから牌取るのもキツそうなんだね」
私「そうなんだよね。もう手積みは無理かもしれない」
A「いつからなの?」
私「発症は三十中盤くらいかな。前回集まった時にもだいぶ進行してたんだ」
A「動きが変だと感じたけど、病気だとは全然わからなかったよ」
B「でも死に直結するような病気じゃないんだろ?」
私「筋ジスにもいろいろと種類があって、中には長く生きられない型もあるけど、俺の場合はすぐに死ぬとか、そういうものじゃないみたい・・・」
A「死ぬわけじゃないんだったら、気楽にした方がいいんじゃね?生きてればワンチャンあるよ」
C「そうだよ。なるようにしかならないよ!離婚した俺が言うんだから間違いない!歩くのキツかったら俺が運んでやるし」
B「まあお前が一番辛いんだと思うけど、何あればいつでも俺たちを呼んでくれ」
私「ありがとな・・・」

最初はプライドや恥ずかしさなど邪魔な考えがあった。
はじめて病気のことを会社に打ち明けた時、気が動転するほど緊張したのもこのためだ。
以降、先輩、同僚、一部の友人に打ち明けていくたびに、邪魔な考えは薄らいでいった。

なぜなら、病気のことを話しても、周囲はそれほど気にしておらず、むしろ好意的に受け取ってくれるからだ。

今回打ち明けた、学生時代の友人たちも同じだった。

また少し自分の殻を破ることができた。

でも・・・
少し違うかもしれないが・・・
杖をついたり、車いすに乗ったりすることにはまだ抵抗がある。

焦らず、ゆっくりと、

そうだよ、結局、なるようにしかならないんだ