早いものでもう12月。
大人になると時の経過を早く感じる、なんて子供のころよく聞かされていたが、今はとても実感できる。

年末といえば忘年会。
社会人にとってもはや恒例行事、儀式に近い。
上司部下同僚と親睦を深めるために参加すべきだろう。
今の若者の中には、メンドクサイ、仕事時間外でコミュニケーション取りたくない、などの理由でこの儀式に参加したくない声をきく。

もちろん、私も参加したくない。

でも、彼らとは全く異なる、健常者では考えられない2つの理由があるからだ。



理由その1:電車に乗れないから

会費を払う以上、お酒は飲みたい。
しかし、車で移動する私は飲むことができない。

飲むには鉄道を利用する必要があるのだが、筋ジスで足腰の筋力が著しく衰えている私では駅と会場の往復を歩行することはかなりキツイ。
それが例え数十メートルだとしても。
やろうと思えばできるはずだが、経験上確実に筋肉痛になる。
筋肉痛になってこれ以上筋力が低下すれば最悪、歩けなくなるかもしれない。

それだけではない。
ほかの乗客にぶつかって転倒するリスクも高い。
骨折などの大けがをすれば、それが原因で最悪、寝たきり状態になり、社会人人生が終わってしまうかもしれない。
タクシーや運転代行を利用したりビジネスホテルで休むなど考えてみたが、そこまでしたくない。

つまり、私は電車を利用することができないから、忘年会でお酒を飲むことができないのだ。

飲めない忘年会なぞ、つまらないことこの上ない。
否、むしろ酒飲みには苦痛であり拷問だ。 



理由その2:一本締めができないから

宴もたけなわ、大抵の場合、幹事が一本締めや三本締めの音頭を取ってお開きになる。
この時、当社では全員起立して「よーォ、パン!」とやるのだ。

筋ジスで腕を自力屈伸できない私は、拍手の動作すら不可能。
力強く一本締めなんてできるはずがない。

そう・・・思い出したくもない・・・この時、私だけ直立不動だ。

説明は難しいが、耐えがたい強烈な屈辱を味わうのだ。

筋ジスが発症する前の健常者として生きた経験と、発症後の障害者として今を生きる両方の経験をした者にしかこの感情と感覚はわからないかも知れない。

私は忘年会の一本締めに立ち会いたくないのだ。



毎年、上記2つの理由で忘年会参加に思い悩み、大きなストレスを感じるが、
なんだかんだ言って結局のところ全部参加している自分は・・・

今年は参加したくないなぁー
でも流れに任せて参加せざるを得ないんだろうなあ。

2つの理由がなければ積極的に参加する派だからかなぁ・・・