ズーラシアで車いすデビューして以来、家族の将来について考える時間がとても増えた。

ほんの数年前まで小走り程度ならできていたが、今はゆっくり歩くのすら疲れるし、転倒するリスクもある。
病状は確実に進行している。

働けなくなったら、家族の生活はどうなる?
住宅ローンは?
子どもの教育費は?
家族が病気になったら治療費は?

冷静に考えてみると、結局、行き着く先は”お金の心配”だ。

そこで、今後の人生プランをいくつか仮定し、とりあえず70歳まで計算してみた。
大前提として、
・あと5年は今の収入を維持すること。
・働けなくなったら障害厚生年金の額改定を目論むこと。
・障がい者福祉制度をフル活用すること。

数年先の法人の事業計画を何パターンも計算することが本業なので、苦労はしたものの、ある程度の自分の将来を計算することはできた。

”お金の心配”が数字としてはっきり見えてきのだ。

率直な感想「・・・思ったより赤字幅は少ない・・・」

車の買い替えや自宅の改装など高額な費用は積立金で案分計上しているが、壊滅的な不測の事態には備えていないプラン。

これが完璧な人生プランではないことは十分承知の上だが、数字で捉えてみると「こんなものか・・・」と思ってしまった。

というのも、これにはカラクリがある。

それは生命保険だ。

まだ筋ジスを発症していない健常者だったころ、上司の勧めで加入した生命保険だ。

私が加入したものは、一般的な入院、手術、死亡・高度障害、3大成人病保障だけでなく、万が一、保険会社が定める介護状態になったとき、毎月の保険料は免除かつ、一生涯保障が継続される内容。
そして、契約している期間ずっと年金として保険金が振り込まれる。

この介護保障は保険屋さんの強力なススメで、なし崩し的に追加されたオプションだったが、まさか家族の生活の糧になるなんて・・・

つまり、お金の心配をカバーする大部分は、

【 障害基礎年金 + 障害厚生年金 + 生保介護年金 + 貯金 】になる。

障害年金は母子加算を見込むため2級以上を想定しなければならない。

これに、妻が少し働いてくれれば何とかなるかもしれない・・・
妻には申し訳ないが・・・

乗り越えなければならないハードルはいくつかあるが、私にとっては現実的な内容。
何だか少し不安が和らいだ気がする。

・・・もっと早く計算しておけばよかった。
ろくに数字も把握していないくせに、漠然と不安ばかり募らせていたなんて。
そういえば社会人になりたてのころ、よく先輩に怒られていたなぁ、「慌てるな!まずは計算してからだ!」って。

・・・ん!?
今の状態でも所定の介護状態に当たるかもしれない!?

じっくり考えてみるか・・・