妻「偶数月だね。今月も年金が振り込まれていたよ」
私「おお・・ありがたいね。大切に使わせていただこうね」

私は筋ジストロフィーの障がい者。
障害厚生年金3級の受給者。

普通の人より何かとお金がかかるため、金額の多寡問わず本当にありがたいと感じる。

障がい者にお金がかかることは、一般知識程度には知っていたが、いざ自分が当事者になってみると、医療費ではなく、日常生活において出費がかさむことを痛切に感じる。

では、具体的にどんなことなのか?

まず、前提として、
腕の筋力がない・足腰が弱い
成人男性の筋力と比較して、30%程度しかない状態だとイメージしやすいが、一概に”30%”とは言い切れない。
中指や腕や肩はゼロに近い。
このような個所が全身所どころにある。

これらの状態で日常生活をおくっていくには、不足を補う必要がある。
例えば
・ドライヤーは超軽量タイプ。一般的なドライヤーは重くて髪を乾かし終わるまで持ち続けられない。

・歯ブラシは軽量タイプの電動歯ブラシ。筋力が無いから普通の歯ブラシでシャカシャカ磨く動作はキツイ。両手で歯ブラシの柄を握れば可能だが。

・上着はすべて前開きのボタンシャツ。ボタンは間口が広く外しやすいもの。腕を上げられないからTシャツを着る場合は妻の介助が必要。

・下着もボタン付きのもの。ピッタリしたものは着用に苦戦ため、ゆったりしたもの。

・ズボンは軽くてダボっとしているもの。ジーパンのような重くてピタッとしているものはダメ。

・靴下は緩めの短いもの。長くてピッタリしたものは自力で履きにくい。

・靴はかかとがない・幅広のもの・靴底が低いもの・超軽量のもの。滑りにくいもの。この5条件が揃わないと靴やサンダルは買えない。転倒する危険性が高いため。

・自家用車は車高が高く、座席の高低調整ができるもの。燃費の良い車にしたいが、一般的なセダンタイプだと座席から立ち上がりにくい。車種も限られ、無理して大きい車を買わなければならない。

言葉で表すのは簡単だが、実はこれらの条件に当てはまるものを探すのにはとても苦労する。
特に靴やサンダルは。
30足くらい試した記憶がある。

探す苦労だけではない。
普通の条件下で手に入るもので、例えば下着。
特売品を安く買いたいが、私に必要なボタン付き前開きの薄手下着は安売りしていない。
2000円くらいする。

これらの物が一般的な価格帯で手に入れることができれば、妻の苦労も減るだろう。